庄川上流域のことについて学べる学習本「庄川上流域の歴史と自然」の発刊について新聞等で報道があったこともあって、本に対する問い合わせが殺到しています。これは、広い意味での砺波地方を日ごろからもっと知りたいと思っておられる人が多いことの表れなのでしょう。新潟日報社からも本についての問い合わせがあったのには驚きました。500部印刷したのですが、この勢いだと増刷が必要になりそうです。うれしい悲鳴ですね。(散村地域研究所 杉森)
2012年1月アーカイブ
「庄川上流域の歴史と自然」人気!
「庄川上流域の歴史と自然」を発刊
砺波市立砺波散村地域研究所では、この度、五箇山や白川村、荘川村など庄川上流域の歴史や自然について知識を深めることができる冊子「庄川上流域の歴史と自然」を発刊しました。これは、砺波市や砺波平野についてより深く理解するために、そのルーツともいえる庄川の上流域の歴史や自然、人々の暮らしに関することなどをエピソード風にまとめたものです。砺波地方では誰もがそれなりに耳にしたことのある、ある意味で身近な事柄を深く掘り下げた内容となっています。この冊子を読んだ皆さんは、きっと庄川上流域について、あるいは砺波について再認識することになるでしょう。
この冊子は、地元の小中学生が読んでもある程度理解できるように、できるだけ噛み砕いた分かりやすい表現になるようにこころがけました。また、一つ一つの土地にまつわる事柄が、短文調でまとめられていますので、一般市民の皆さんにとっては、一つの読み物としても楽しめることと思います。この冊子によって、皆さんの砺波や砺波平野に関する理解がさらに深まることを期待しています。また、小中高校生の郷土学習のためにも役立ってほしいとも願っています。
この冊子は、砺波郷土資料館並びにとなみ散居村ミュージアムにおいて一般の皆様にも販売いたします。値段は500円です。いずれかの館の窓口にお越しくださるか、砺波散村地域研究所(電話0763-32-2339)までお問い合わせください。
空き家バンクがスタートしました
空き家バンク試行ページ(http://tonamino.jp/akiya/)が砺波野JP内にスタートしました。砺波市と砺波土蔵の会などで作る空き家利活用調査研究委員会が運営しているもので、昨年行った市内の空き家の悉皆調査の中から、貸し出しなどをしていただける物件を紹介しています。
委員会は宅建業者ではありませんので、賃貸契約締結などのいわゆる仲介業務は行えませんが、情報提供や所有者の紹介、現地確認のお世話などを担当します。
1月13日には、市内の空き家の現状や今後予想される喫緊の課題、空き家バンク運営にかかわる新組織設立などについての提言書を、上田市長に提出しました。その内容などもアップしてあります。
平野部でも地域によっては1割弱の家が空き家になっているところがあります。散居村の空き家がこれ以上増えると、地域コミュニティや農業インフラが維持できなくなるなど、深刻な問題が予想されます。ぜひご覧ください。(Pancho)
子供歌舞伎の稽古が始まりました
富山県無形民俗文化財の「砺波市出町子供歌舞伎」の稽古が始まりました。
今年は、絵本太功記十段目尼ケ崎閑居の場と仮名手本忠臣蔵三段目裏門の場の二本立て!
4月29日、30日の祭りに向け、当番町の東曳山では、日本舞踊家で歌舞伎指導者の千川師匠を迎え、稽古を始めました。
小学2年生から5年生の8名は、配役も決まり、台詞や基本的な所作の稽古・・・この日は衣裳合わせをしました。古くから受け継いだ衣裳や近年寄付された着物など、役者の背丈に合わせて選んでいきます。
1・2・3月は学校が休みの日に、春休みは全部使っておよそ300時間の稽古をします。
その間、意味の分からないセリフを覚え厳しい所作指導に耐え、泣いたり笑ったり、風邪をひいたり怪我をしたり、健気に懸命に努めます。どうぞ応援してやってください。(bunsiti)