9月28日午後、砺波散村地域研究所では、第7回散村地域見学会を行いました。これは、砺波のことをより深く理解し、魅力を再発見しようという目的で年2回実施しているものです。今年は、砺波の人々の精神風土の土台ともなっている信仰について考えてみようということで、そこにこだわった見学内容となりました。
第7回となる今回は、城端別院善徳寺の移転と蓮如を中心に回りました。越前の吉崎御坊を拠点として越中への進出を図っていた蓮如が、加賀と越中の境にある山深い砂子坂に創建した善徳寺。それが、その後どのようにして現在の城端に移転していったのか、そこにそのような思いが隠されていたのかなどについて考えてみようとしたのです。
砂子坂、法輪(林)寺、山本、福光、城端と順を追って回ればよかったのですが、午後半日という時間の制限もあって、行けたのは、山本、福光、城端でした。日頃何気なく見ていた城端の善徳寺に、様々な歴史の舞台があったのだということを感じた意義深い時間となりました。(杉森)