いよいよ2月18日(土)の砺波散村地域研究所の例会が目前に迫ってきました。時間は1時30分より。場所はとなみ散居村ミュージアムです。
今回のテーマは「砺波を学ぼう=砺波平野に古(いにしえ)のドラマあり=」です。平均6000年から12000年間隔で活動を繰り返してきたと言われてきた法林寺断層。今回、この間隔が2500年~3000年ではないかという研究結果が報告されます。この断層が活動しマグニチュード7クラスの地震が起こる確率は、30年以内に2%程度と言われていましたので、この確率がもっと高くなるということです。この法林寺断層が活動していたころの砺波には、どのような光景が広がっていたのでしょうか?
また、砺波の散村の成立は、中世末からというのが定説ですが、それは、中世前期にまで遡れるのではないか?最近の遺跡の発掘調査から見えてきた事柄を報告します。大河ドラマでおなじみの平清盛が天下を取って以降の中世前期、砺波平野はどのような様子だったのでしょうか?そして、明治前期の砺波平野では、学校教育を広めるためにどのような人々が情熱を傾けたのでしょうか?・・・砺波を舞台として繰り広げられたドラマをぜひ聴きに来てほしいと思います。
東日本大震災以後、原子力発電に対する不信感から自然エネルギーへの回帰が声高に叫ばれるようになりました。その中の一つに、農業用水等を利用する「小水力発電」があります。砺波市南般若が発祥の地である「らせん水車」を小水力発電に活用できないかについて研究を深めてこられた、らせん水車研究の第一人者である石川県立大学瀧本准教授のご講演もあります。
この例会は一般にも公開され誰でも入場できます。もちろん無料。天気はあまりいいこと言っていませんが、大勢の方々のご来場をお待ちしています。(砺波散村研 杉森)