【砺波市ふるさと塾】
石仏とふれあう里 となみ野

信仰に篤い砺波地方では、古くから多くの石仏が祀られてきました。
砺波市教育委員会が、昭和50年代から60年代にかけ悉皆調査を行ったところ、
市内(旧砺波市)全域に約1,080体、36種の石仏が祀られていたことが報告されています。

この資料は、平成16年に行われたインターネット市民塾「石仏とふれあう里 となみ野」のために作られたもので、
砺波市内の主な石仏をほぼ網羅し解説しています。

市民塾の講師は、長く県内の石仏を調査してきた日本石仏協会理事の尾田武雄さん(砺波市太田)。
写真など元資料も尾田さんによるものです。
尾田さんの調査は「とやまの石仏たち」(桂書房刊)などにまとめられています。

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〜 小さな石仏1つ1つに庶民の心が刻まれています 〜

 石仏のさまざまな表情や、石仏を通じた砺波地方の歴史などをインターネットで学びます。
また、スクーリングでは講師の詩心あふれる解説や、石仏巡りを通じて、 ともに生きてきた里の人々の思い、やさしさあふれる風土を感じていただ きます。


   ◆講師からのメッセージ
 日本を代表する美しい田園風景の散居村が展開する砺波平野、その 景観に似合った素朴で、温もりのある石仏たちとお話をしませんか。
冷たい石で造られた石仏たちは、じっと散居の社であなたたちを待っ ています。百年以上もそこにたたずんでいますが、この地に根ざし た心や優しさが刻まれています。
 なにげない風景の中に、地蔵堂があり、きれいな野の花が手向けら れ、ゆっくりとした時間がここにあり、ずっと昔のままの姿がありま す。砺波野の多くの石仏たちと知り合い、多くのことを語り合って下さ い。そんな講座で、わたしはその案内人のようなものです。
 石仏たちに語りかけ、カメラを向けると砺波の石仏たちは饒舌になり ます。講座への参加をお待ちしております。(尾田武雄)
◆杉木立に囲まれた農家が点在する散居村――ここ砺波平野は、様々な石仏とふれあい、信仰の心と出合う里でもあります。
 砺波市教育委員会では、昭和50年代から60年代にかけて、石仏の悉皆調査を行いました。この調査では、市内全域に約1,080体、36種類の石仏が祀られていることが報告されています。
 今回、砺波郷土資料館土蔵友の会と共催して、この石仏調査の指導者であり、砺波地方の石仏研究の第一人者である尾田武雄さんによるインターネット市民塾「石仏とふれあう里 となみ野」を開講します。
 先祖の供養、道しるべ、村々の境界など、さまざまな役割を持つ石仏と、その石仏に寄せる人々の思いにふれていただければ幸いです。(砺波市教育委員会)


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