となみ野.jp|散居村とチューリップの里、砺波へようこそ

となみ野を味わう

いとこ煮

 親鸞聖人の遺徳をしのんで行われる報恩講で出される料理のひとつ。ダイコン、ニンジン、サトイモ、ゴボウなどの野菜に油揚げ、コンニャクなどの具をたっぷり入れた汁の中に、前もって下煮しておいたあを加え、味噌、醤油などで味付けしたもの。親類のように似た間柄の材料をたくさん入れることから、この名前がある。

親鸞聖人がアズキを好んだことが由来といわれる。 真宗王国といわれる砺波地方は、浄士真宗の信仰が篤く、さまざまな仏教行事が受け継がれている。宗祖・親鸞聖人の命日には、報恩講が行われ、寺や家々で聖人が好んだといわれるアズキを使った料理が作られている。いとこ煮.JPG
【作り方】
①昆布のだし汁をつくる。アズキは硬めにゆでる。
②ダイコン、焼き豆腐、厚揚げは1.5~2cm角のさいころに、ニンジンはいちょう切りにする。ごぼうはアク抜きしてlcmの輪切り、サトイモは軽く煮こぽして洗い、やや大きめに切る。コンニャク
は小さくちぎる。
③だし汁に大根、ゴボウを煮立て、サトイモ、ニンジン、コンニャク、焼き豆腐、厚揚げ、アズキを加え
、軟らかくなるまで煮る。
@味噌としょうゆで味を整え、3分ほどで火を止め、味を含ませる。
■ワンポイントアドパイス
 野菜が豊富に入り、それぞれの味がなじみ合い、体の温まる、誰にでも喜ばれる汁です。
 

 

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