富山県の曳山文化
町の象徴としての曳山
富山県では長い冬があけて春になると、多くの町の春祭りで曳山を見ることができます。特に富山県西部では、慶長十五年(一六一〇)に加賀藩主前田利長から高岡に伝えられた御車山を 中心として曳山文化が発達しました。かつて港町、商業町、宿場町として栄えた町では、それぞれの町の繁栄を象徴する存在として曳山が建造され、現 在でも町の人々の誇りとして受け継がれています。
■取り上げる地域
・出町子供歌舞伎曳山まつり(砺波市)四月下旬
・たてもん祭り(魚津市)八月上旬
・岩瀬曳山車祭り(富山市東岩瀬)五月中旬
・高砂山願念坊祭り(富山市下大久保)四月上旬
・八尾曳山祭(富山市)五月上旬
・海老江曳山まつり(射水市)九月下旬
・新湊曳山まつり(射水市)十月上旬
・大門曳山まつり(射水市)十月中旬
・高岡御車山祭(高岡市)五月上旬
・伏木曳山祭(高岡市)五月中旬
・石動曳山祭(小矢部市)四月下旬
・福野神明社春季祭礼(南砺市)五月上旬
・城端曳山祭(南砺市)五月上旬
・祇園祭(氷見市)七月中旬