4.太田万福寺の石仏

万福寺山門(奥)
|
|
中筋往来から若干ずれますが、太田の東に高野山真
言宗光明山万福寺があります。参道入口に六地蔵があ
り、三十三カ所観音があり、山門には高さ190セン
チメートルの立像の不動明王があります。
その他に地
蔵や中世石仏の如来形仏もあり、47体の石仏があ
り、市内における石仏の宝庫です。
万福寺は芹谷山千
光寺の塔頭で、もと栴檀野にありましたが、戦国戦乱
の兵火で退転していたのを、太田の有名な旧家金子宗
右衛門家の出である慶遍法印が、慶長年間にこの村で
再建したものです。
この地は元大日屋敷跡といい、元
大日道があった所と伝えられています。付近には仁王
道の地名もあり、万福寺が転来する以前の中世におい
て、密教系の寺院があったことがうかがわれます。敷
地内には大ぶりの五輪塔の残欠があり、山門にある如
来形仏は室町前期の作と京田良志氏は推定されていま
す。また万福寺には市指定文化財「木造地蔵菩薩立
像」がありますが、これも室町前期の作とされていま
す。
万福寺参道には、三十三カ所観音がありますが、3
回の改修で新旧まちまちです。舟型光背のものが古
く、箱型は新しい。製作に当たっては安川の「田中苔
石」が一貫して関っているようです。
|

参道
|

如来形仏
|

参道
|
|