古書に想うご縁のこと

1402275707135 (2).jpg  以前、中越鉄道(現・城端線)の初代社長、大矢四郎兵衛のことを調べていて、富山大学経済学部教授の淡路憲治先生の論文「富山県庄川流域における地主層と他産業との関連」(昭和40年)の抜き刷りを、ネット古書店で購入したことがあった。淡路先生は、富山大学に寄贈された鷹栖村関係の文書、鷹栖文庫に関わる研究を続けられた方だ。もちろん、お会いしたことはない。

 抜き刷りは、買うには買ったものの“本棚の肥やし”状態が長く続いていたが、最近になって、城端線利用促進の冊子編集のため、引っ張り出して、ちょっとびっくりした。

140ページほどの論文のあちこちに万年筆で書き込みがある。それも、論文の論旨に直接関わるような部分の手直しや事実関係の追加・訂正など、たまたま抜き刷りを手に取った人が書き加えたものとはとても思えない内容。

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淡路先生は定年退官後、出身の岡山県に帰られたと聞いたような記憶がある。
。購入したネット古書店は全国古書籍商組合連合会が運営する「日本の古本屋」で、岡山県の南天荘書店という古書店から送ってきた。
もしかしたら…。何かにつけ、見えないご縁に背中を押されていることあらためて想った。(Pancho

 

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