出町の曳山彫刻は、井波の職人による作品であることは既に下絵などから明らかですが、先日西町曳山の二層の屋根前側の下絵が発見されました。井波彫刻の老舗である番匠屋さんで見つかったもので、幅4m高さ2mの原寸大下絵です。下絵には屋根そのものも描かれており、屋根の取り付け方も朱の墨で書かれていました。
番匠屋さんによると、「明治の始め頃のもので、原寸大の下絵は初めて見ます、それから屋根の曲線や取り付け方も書かれている、大変珍しい貴重な物です」とのことです。曳山会館に展示する場合は、補修する必要があるとのことで、お披露目にはもう少し時間がかかりそうです。(tonarino-oyaji)